(メモ)著作物を翻訳し公開することは違法になり得るということ

はじめに

※まだ法令原文には当たってないので、この記事は3次情報です。もし誤りなどあればお知らせ頂けると幸いです。

私は日本で働くソフトウェアエンジニアなので、技術文書の邦訳記事を参照することはよくあります。
また、私自身もまだ翻訳されてないものについては翻訳してみたくなることがあることがときどきありますが、どこまでが法律で許可されてるんだっけ? というのがふと気になったので調べてみました。

翻訳を公開したら違法になり得る

著作権は原著者にあるので、勝手に翻訳して公開すると基本的には違法になると思って良さそうです。
特に、翻訳権というものがあるようですね。

違法になるケースは全文訳に限らず、要約であってもNGのようです。

違法にならないケース

けっこう色々あります。

  • 私的利用に留まる場合
  • 正当な引用の範囲に留まる場合
  • 著作者の許諾を得た場合
    • CCライセンスなどで改変を許可している場合
      • ※CCライセンスでも改変が許可されてないとNG
      • ※CCライセンスで非営利利用に限定している場合、営利利用はNG
    • Webサイトなどで、翻訳を許可する記述がある場合
    • 著作者に尋ねて許諾を得た場合

他に、教科書や試験の問題文といった特殊ケースもあるようです。

どうするか

翻訳して公開したいものがある場合、

  1. 翻訳が許可されているか確認する
  2. 許可されていなければ、許可を得る
  3. 許可が得られなければ諦める

とすべきのようです。

参考